ICT活用

情報化施工

情報通信技術の活用で、建設工事の品質と生産性を高めます。


ICT施工とは、情報通信技術(ICT)を建設施工に活用して、高い生産性と施工品質を実現する新たな施工システムです。ICTにより建設機械の動きをmm単位で制御することで、施工の品質や出来型の精度が高まります。また、建設機械の制御に用いる設計データを、出来形の検測にも活用しています。

特長

●建設機械を自動制御することで、施工の精度が高まります。
情報化施工技術は,GNSS(全地球航法衛星システム)やTS(トータルステーション)などの装置を用いて、施工中の建設機械の動きをリアルタイムで計測しつつ、その動きが設計データと一致するように建設機械を制御します。当社では情報化施工に対応したさまざまな舗装施工機械、測位装置、通信装置を積極的に導入・開発しており、空港、大規模なヤード、陸上競技場、道路舗装といった多様な施工現場に応じて、これらの機材を効果的に組み合わせて適用できる先進的な体制を整備しています。
また、当社の3Dマシンコントロールシステムでは、種類の異なるマシンでも複数台のコントロールが可能です。路盤におけるグレーダ、ベースペーバとしてのフィニッシャの運用、ローラの転圧管理、高精度舗装など運用の可能性を広げています。




●検測作業が軽減でき、人と重機の近接作業が減少し施工中の安全性が高まります。
ワンマン検測システムを使い、施工しながらリアルタイムで数値(高さ・幅員など)の確認が可能。設計データとの差を確認し、オペレータと連携しながら高精度の舗装を実現します。



●丁張りの設置等の準備工が省力化され、生産性が高まります。
基地局がGNSS情報を受信し、誤差の補正データをリアルタイムに送信し、位置を補正しながら施工を進めます。また、設計データで設定した高さやエッジラインに合わせてマシンを制御します。そのため、現場への丁張りなどの準備が必要ありません。
一方、従来はセンサーワイヤーの設置が必要だった橋梁や狭隘部でも、画像処理方式のラインリーダーを活用することで工程を削減。ワイヤー架台等の設置・撤去の手間をなくすことを可能にしました。



●ドローン(UAV)による3次元の測量データ等を現場で利活用しています。
ドローンによる測量で図面や 3D モデルを作成し、 お客様への提案や現場施工に役立てています。 より詳細なデータが必要な箇所は、 地上型レーザースキャナで取得したデータと合成することもあります。




用途

●空港
●大規模なヤード
●陸上競技場・グラウンド等のスポーツ施設
●道路舗装
●トンネル ほか

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