じょく層工法(OGミックス)(SD層)

じょく層工法

じょく層工法とは、オーバーレイを行う場合に、オーバーレイに先立って行う下地処理のことです。既設舗装とオーバーレイ層の間に「応力緩和層」を設けてリフレクションクラックの抑制に効果があります。じょく層工法にはOGミックス層、SD層があります。

じょく層工法(OGミックス層)
OGM層は、低温における応力緩和能力と剥離抵抗性に優れたOGバインダーを使用した開粒度アスファルト混合物により応力を緩和する層のことをいいます。施工厚は既設舗装の条件に応じて3〜5cmの間で行います。

じょく層工法(SD層)
SD層はマックスAR(専用の加熱型高ゴム化アスファルト)をバインダーとして用いたアーマーコートです。特殊加熱ディストリビュータにて散布します。

特長

じょく層工法(OGミックス層)
●リフレクションクラックの発生を抑制します。
●混合物をフィニッシャーにより敷き均し、ローラーによる転圧と通常の機械編成で施工できます。
じょく層工法(SD層)
●きわめて多量のゴムを含有する弾力性のあるアスファルトで骨材をしっかりと結合しているので、ひびわれの補修やリフレクションクラックの防止に非常に有効です。
●SD層のリフレクションクラック抑制効果としては、次のようなことが想定されます。
○ 水平変形に対する効果
既設路面が膨張、収縮しても緩和層により応用力が緩和されその動きはオーバーレイ層に伝わりにくい。
○ 垂直変形に対する効果
交通荷重によるせん断力がSD層より緩和され、オーバーレイ層ではひずみが小さくなる。

用途

リフレクションクラックが懸念される箇所

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